私の土地はどこまで? ~沖縄県の土地測量の歴史~
2024/06/20
はいさい☆ちゅーうがなびら(*'ω'*)
最近また歴史にはまってしまい、
沖縄の歴史本を読み漁っている今日この頃です
それにしても、歴史っていろんなことを教えてくれますね!!
人々の暮らしは特に、今は便利になっていますが、
今電気が無くなったら!!と色々考えてしまいます( ゚Д゚)💦
そんな時、おじい、おばあの知恵や昔の人の暮らしのなかから
暮らしのヒントが出てくるんですよね👍✨
今日は沖縄県の土地測量について書いてみますね(*'ω'*)
土地や土地付き建物を売買する際に、必須といっていいほど行う土地の測量。
測量の種類、測量図の種類がありますが、
よく確定測量、現況測量、地積測量と耳にすることが多いと思います(*'ω'*)
沖縄県の土地測量は、琉球王国時代から現在まで様々な変遷を遂げてきました。
\琉球王国時代/
琉球王国時代は、土地測量は検地と呼ばれていて、
検地官と呼ばれる役人が土地の面積や形状を測量していたそうです!
検地は、租税の賦課や土地の所有権の確定などのために重要な役割でした。
検地方法は2種類 ✌
縄や竹竿などのシンプルな道具を用いた原始的な方法と、
中国から導入された三角測量などの高度な方法がありました。
お気づきですか????
租税の賦課・・・今でいう固定資産税ですね(;'∀')!!
この頃、納税を減らすために、土地を過少申告している人々もいたとか!(笑)
縄や竹竿で計っていると、それは多少ずらせますよね!!
いつの時代も納税は厳しいようです🤣
\明治時代/
1879年に琉球王国が廃止され、沖縄県が設置されると、
明治政府が近代的な土地測量を導入👍
具体的には、全国で実施された地租改正の一環として、
沖縄県でも土地の筆数や面積を測量し、地籍簿を作成しました。
地籍簿は、土地の所有権や地積を証明するもので、現在でも重要なものです
\第二次世界大戦後/
第二次世界大戦後、沖縄県は米軍の統治下に置かれ、土地測量も米軍によって実施。
米軍は、軍事目的で写真測量や電子測量などの高度な技術を用いた土地測量を実施し、米軍の土地測量によって、沖縄県の土地に関する詳細なデータが収集されましたが、その多くは公開されていないそうです😨
\✨現在✨/
近年では、デジタル技術の発展により、
土地測量はより迅速かつ高精度なものになりました!!
また、ドローンや3Dスキャナーなどの新しい技術も活用され、
がけ地や山など傾斜がきつい場所での測量もしやすい時代になっています
土地測量は、所有地の確定で重要な役割を果たしますが、
土地の利用状況や災害リスクなどを把握するために、
市町村や県でも積極的に進められていますよ(*'ω'*)
土地の境界というのは複雑な問題も多くありますので、
自分の土地がどこまでなのか!!しっかりと把握しておくとよいですね(*'ω'*)
PS 測量図の種類も説明しておきます°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
▶️確定測量図(確定測量図とは、この境界確定を行った測量図面)
土地の売買、分筆、物納する際に使います☺
▶️現況測量図(測量機器を使用して土地の地形や境界線の長さ、面積などの数値データを測る作業)
建物を新築する、相続税の計算等で使用します☺
▶️地積測量図(地積測量図とは、法務局に登記された測量図)
土地の分筆や合筆、地積更正登記の際に使用します☺
登記された時期が古いと測量の精度が低く、
最近の測量図と比較して差がみられることが多くあります。
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